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潮騒/三島由紀夫

三島由紀夫の文章はひたすら美しい。
それだけを求めて読むことができる。

金閣寺のような変人を期待してたんだけど、普通の恋愛っぽい。
仮面の告白に期待しようと思います。

今日はこれで勘弁

潮騒 (新潮文庫)

びっくり館の殺人/綾辻行人

あやしい噂が囁かれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。館に住む少年と友だちになった三知也たちは、少年の祖父が演じる異様な腹話術劇におののくが… クリスマスの夜、ついに勃発する密室の惨劇!悪夢の果てに待ち受ける戦慄の真相とは!?ミステリーランド発、「館」シリーズ第八弾、待望の文庫化。

子供向けだからなのか、ひどくスリルが足りない。
まぁたまにはこういうのもいいかな、みたいな感じ。
しかし小学五、六年ってこんなに子供っぽかったですかね(笑)。

これも館シリーズのひとつなのか……。
ようやく館シリーズの趣向が分かった僕は勘が悪いらしい。
頭を冷やして、とりあえず次に出るらしい“奇面館の殺人”とやらに期待してみよう。

びっくり館の殺人 (講談社文庫)びっくり館の殺人 (講談社文庫)
(2010/08/12)
綾辻 行人

商品詳細を見る

ソロモンの犬/道尾秀介

秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。そして予想不可能の結末が…。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。

ページがぜんぜん気にならなかった。
さすが道尾。適度に入り込むイベントと、面白いキャラクターと、痛々しい青春と、ひめやかな謎で、ページなんか気にしてる場合じゃない。

シャドウ、ソロモンの犬、ラットマンで青春三部作とか言ってるようだけど
どう考えてもシャドウやラットマンは青春じゃないと思う(笑)。
シャドウは小学生のくせに淡々としてやがるしラットマンはひたすらグロいじゃない。悪い意味じゃないけど。
でもこれは間違いなく青春。
こんなリアルな青春を描ける作家っていうのはかなり限られると思う。

ところでソロモンの犬では忘れてはならないキャラクターがひとり。
動物学者さんの未知夫。ミチオ。道尾?
内容紹介にある『青春の滑稽さ』っていうのはほとんどこいつの要素だと思う。
魅力的すぎ。
どれくらい魅力的かっていうと、まあ読んでほしい。

ミステリの紹介として言っておかなければならないのは、
これはミステリとして評価されるものではないということ。
骸の爪みたいなガチですごい本格ミステリを期待しているなら、
片目の猿みたいな感じにめちゃくちゃにされちゃいます。

ソロモンの犬 (文春文庫)ソロモンの犬 (文春文庫)
(2010/03)
道尾 秀介

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犬好きならもっと犬が好きになれる本。

御手洗潔のダンス/島田荘司

人間は空を飛べるはずだ、と日頃主張していた幻想画家が、4階にあるアトリエから奇声と共に姿を消した。そして4日目、彼は地上20メートルの電線上で死体となっていた。しかも黒い背広姿、両腕を大きく拡げ、正に空飛ぶポーズで!画家に何が起きたのか?名探偵御手洗潔が奇想の中で躍動する快作集。

1“山高帽のイカロス”(↑で紹介したやつ)
2“ある騎士の物語”
3“舞踏病”
4“近況報告”

“山高帽のイカロス”はかなり面白い。流石奇想の天才。ここまでやって解決できるのかって思う。
“ある騎士の物語”は御手洗さん全然活躍しないけど、気にならない程度。
“舞踏病”は山高帽のさらに上をいく面白さ。他の短編よりも少し長いけど、ぜんぜんページが気にならない。果たして体が勝手に動く舞踏病の正体は?
“近況報告”はミステリをぜんぶ排除して御手洗さんの日常を描いた書きおろし。少し退屈かもしれないけど、御手洗の考えていることが分かる!

なんで島田荘司は暗闇坂ほどの長編では出来が悪いのに、
これほどの短編では出来が良すぎるんだよ!
だから賞がひとつも(ry

一作でも御手洗シリーズを読んでしまったら必ずまた読みにやってくる。
暗闇坂&斜め屋敷では裏切られたのに、性懲りもなくやってきた僕が言うのだから絶対。
それくらい御手洗は魅力がある。
御手洗潔のダンス (講談社文庫)御手洗潔のダンス (講談社文庫)
(1993/07/06)
島田 荘司

商品詳細を見る

冷たい密室と博士たち/森博嗣

同僚の喜多助教授の誘いで、N大学工学部の低温度実験室を尋ねた犀川助教授と、西之園萌絵の師弟の前でまたも、不可思議な殺人事件が起こった。衆人環視の実験室の中で、男女2名の院生が死体となって発見されたのだ。完全密室のなかに、殺人者はどうやって侵入し、また、どうやって脱出したのか? しかも、殺された2人も密室の中には入る事ができなかったはずなのに? 研究者たちの純粋論理が導きでした真実は何を意味するのか。

しょーじき、面白さに欠ける。
“すべてがFになる”は微妙に面白かったから読んだけど、スリルやサスペンスはない。
どっちかというとキャラ設定とかが細かく描写されているから、犀川たちが好きな読者は喜ぶかもしれない。
けどやっぱりこれはミステリ性に欠ける。
森博嗣は今のままの速筆家で行くとずっとミステリとして評価されることはないと思う。
だのに105円があったからって先走って“笑わない数学者”と“封印再度”を買ってしまった自分が憎い。

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)冷たい密室と博士たち (講談社文庫)
(1999/03/12)
森 博嗣

商品詳細を見る

タイトルに作者の苦心がばればれ(笑)
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